頂いたTOMIXの14系客車 サロンエクスプレス東京のアップグレード。次は室内灯等のライト関連を取り付けます。
中間車のオロ14は室内灯に対応はしていますが、 古い製品ですので標準ではプラ車輪であり集電金具も付いていません。 どうやら当時は集電金具はオプション扱いだったようですね。
そこで従来集電型の車輪(品番0651)と集電シュー(品番JS21)、集電スプリング(品番JS06)を買ってきました。 これを組み込むことで集電が可能になり室内灯が組み込めます。 室内灯は幅広タイプです。 既に1両電球仕様の古いものが入っていたので電球色で統一することにしました。
古い車輪を外して集電金具を取り付けます。あくまでパーツが最初から付いていないだけで、取り付け自体は可能な構造になっているので加工は不要です。
全車室内灯が取り付けできました。なお両端のスロフ14は最初から集電金具がついているので室内灯を入れるだけでいいです。
次にテールランプとテールサインです。これでも一応点灯しているのですが、非常に暗くてよくわかりません。
LEDの基盤が入っていますが、肝心のLEDが黄色な上にとても暗いです。 実車もそういうものなのかとも思いましたが、どうやら普通に白く光ってる模様。 多分模型の製造当時にこの狭い場所に仕込める角型LEDはこういう物しかなかったのかもしれません。 明るさが暗いのも車内の床に光が透けてしまうからかもしれません。
とはいえこれではあんまりなので白いLEDに交換します。角型LEDがあればよかったのですが売り切れていたので、普通の3mmのLEDを少し削って薄くします。
回路の構造は非常に単純でLEDと抵抗が繋がれているだけですので、既存のLEDを取り外して交換するだけで大丈夫でしょう。 (厳密なことを言えば新しいLEDに合わせて抵抗の数値とかも選んだ方がいいのでしょうけどね。万が一定格を超える電気が流ればLEDが壊れちゃいます。) 青い線が電気の通る道、赤い部分はLEDの足が触れてショートしないように表面が絶縁してあるのでココにはハンダ付けしないように。
まずハンダ吸い取り線を使ってハンダを除去します。 ハンダの付いた場所に吸い取り線をハンダこてで押し当てて加熱すればハンダが吸収されて除去できます。 詳しくは「ハンダ吸い取り線 使い方」で検索すればYouTubeなどに参考になる動画がたくさんあるでしょう。
次に新しいLEDを取り付けます。LEDは点灯する電気の流れの向きが決まっているので逆に取り付けてしまわないように気をつけましょう。 (その特性を利用することで進行方向によって点灯、消灯を切り替えているわけでもあります。)
無事点灯しました。パワーパックの出力は最初の状態の写真と同じですが、非常にハッキリと綺麗に光ってくれます。 テールランプもバッチリです。ただ案の定明るすぎて車内の床にまで光が透けてしまっていますので、ここは遮光します。
床の裏側に黒のビニールテープを貼ります。
床下からの光の漏れもなくなり非常に綺麗な光り方になりました。改良大成功です。